うつ病は、一言で説明するのはたいへん難しい病気で、治らないとも言われている病気の一つです。
うつ病は、気分が強く落ち込み憂うつになる、やる気が出ないなどの精神的な症状のほか、眠れない、疲れやすい、体がだるいといった身体的な症状が現れることのある病気です。そして、まず最もきっかけとなりやすい「環境要因」ですが、大切な人(家族や親しい人)の死や離別、大切なものを失う(仕事や財産、健康なども含む)、人間関係のトラブル、家庭内のトラブル、職場や家庭での役割の変化(昇格、降格、結婚、妊娠など)などとにかく自分ではコントロールできない出来事が要因となります。こうして見るだけでもさまざまな出来事が要因となりうることが分かります。
この症状は、よく「興味・喜び」という言葉とともに紹介されるため、患者さんにとって好きなものに目が向きがちですが、それだけではなく、ふだんの生活にも影響をおよぼします。
女性であれば、これまでは毎日当然のようにおしゃれや化粧などをしていたのに、今ではそのようなことをする気になれずに、外出もしなくなる、といった状況になってしまうこともあります。
また、うつ病でなくても、仕事で失敗したり、責任が果たせなかったときなどに自分を責めることはあると思います。しかし、うつ病の場合、本人とは関係のない、またはとるに足らないちょっとした出来事を自分のせいだと考えてしまい、責任をより重く感じてしまいます。また、取り越し苦労が増えたり、自信をなくしたり、自分はいても仕方がないと思ったりする傾向があります。
日常でみられる意欲の低下・おっくう感
うつ病で意欲がわかないという症状は、仕事だけでなく、日常のいろいろな場面であらわれることがあります。たとえば、食事を作るのが面倒になってきた、お風呂に入りたくない、といったことです。だんだんと、何をするのも面倒でしかたなくなり、朝起きて顔を洗う、歯を磨く、着替える、といった「いつものこと」にとりかかるのもおっくうに感じるようになります。
「意欲がない」=「なまけている」と誤解されやすい
何もする気にならない症状が進むと、人と接したがらなくなります。そうなると、周りの人が気づくことも多くなるのではないでしょうか。
家族や職場の人たちがうつ病を理解していない場合、意欲がないという症状は、「なまけている」ととらえられがちです。
4. 克服への道
久恵さんも人生を変えた決断をしました。
正幸さんも満たされなかった心を唯一満たせる選択をしました。
ゆみさんも周りに流されて偽りの自分から自由になる為の決断をしました。
毎週金曜日ユニバーサルでは心の病と闘うための集会が行われています。
詳細: 080-9725-1661
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